売却しやすい不動産とは？！築浅物件売却の注意点5つ

こんにちは。

築浅で売却するときの注意点などをまとめておりますので、築浅で売却予定の方も築浅狙いの物件探しの方も参考にしていただけたらと思います。

【築浅物件の売却理由】

【築浅で売りやすい不動産とは】

【築浅物件売却の注意点】

【まとめ】

【築浅物件の売却理由】

①家族構成の変化
売却理由は様々で、公には「住み替え」を理由にしている場合もありますが、築浅物件で売却する理由の第一位は「離婚」です。新築で手に入ったマイホームを手放す理由のほとんどは予期せぬ家族構成の変化＝離婚である場合がほとんどとなっております。他には子供が増えた・親の介護のため同居することになった・死別などがあります。

②心境の変化
高齢で思ったより一戸建ての管理が大変・住みたいマンションに空きが出た・ご近所トラブル・住宅ローンの支払いが思ったより厳しいなど、より良い何かを求めて売却する理由の場合もあります。高い買い物になるので、後悔しない選択をしたいですね。

③その他
相続…築浅物件の場合は残された家族が住んでいることが多いです。
転勤…急な転勤で不動産を手放す方もいますが、単身赴任で家族が住んだり、家を貸したりすることも考えられます。不利益にならないようにしたいですね。
計画売却…賃料がもったいない・庭がほしい等の理由から購入し居住し、計画的に売却する方もいます。例えば退職したら高齢者住宅に入居する・実家を相続したら住み替える等の理由があるが、実際にそうなった場合売却する予定で不動産を購入する方もたまにいます。
未入居戸建…不動産屋が建売住宅として建築したり、モデルハウスとして使用したあと、建築完成日が1年以上経過した物件がほとんどです。

【築浅で売りやすい不動産とは】

ずばり「分譲マンション」と「建売住宅」です！その理由は「万人受けしやすい条件を不動産売却のプロである宅建業者が考えて売っている物件だから」です。

①立地
売りやすい価格設定で、比較的人気な場所に建築されている可能性が高いです。

②間取り
コストカットを重視している物件もありますが、住み良い間取りを設計士が考えている物件が多いでしょう。

③適切な設備
自分のこだわりは他人には必要のないものの可能性もあります。不動産広告は形式があり、広告でヒットしやすい設備なども宅建業者は考えてつくっていることが多いです。高額なお気に入りの設備も写真や備考欄ではアピールできるかもしれませんが、検索画面では伝わらない広告になり、見合った金額で売却できないこともあります。

④価格
建売住宅と比べると注文住宅には諸費用（登記費用や地盤調査費用等）が余分にかかります。完成までに「つなぎ融資」を利用する場合はその期間の金利もかかってきます。建築会社側の事情からも、建売住宅と注文住宅を建築するとき、同じ建坪で比べても注文住宅の方が複雑だったり1物件ずつ特別なことも多いため、大工さんに払う手間費用が注文住宅の方が高くなる傾向になり、建築費用も注文住宅の方が高い会社がほとんどです。

以上の理由から注文住宅は自分に合った家を建築して住めるので、楽しさや自由度がありますが、自分の希望が世の中の希望とマッチしているか否かを考えるとずれていることがあります。金額ももう建っている物件を購入するのと比べると高額なので、築浅での売却は不向きと言えるでしょう。また、マンションの場合は新築時や購入時より高く売れることもあります。現に都会はマンションの価値が毎年のように上がってますね。

【築浅物件売却の注意点】

①付属物
・エアコン…きれいな状態のものであれば、エアコン付きを希望する人も多いです。エアコンの移動費用などを考えるとエアコン残しの方が印象がいいかもしれません。
・カーテン…カーテンレールとレースは住み替え先に必要無ければ残しておくといいでしょう。また、カーテンも清潔でベーシックなものであれば残しておいて、居住したときのイメージが付きやすいようにしておくといいでしょう。
・照明器具…内覧時に明るいか否かはかなり重要です。夜に内覧したい人もいるかもしれないので対応できるようであれば、照明器具は残しておきましょう。
・家具家電…その他の動かせるものについては引き渡さない方がいいかもしれません。もし付属させることになっても、付属した家具家電に不具合があっても動産については無償譲渡のため、故障などの責任を持たない特約などを設定しておくといいと思います。

②太陽光発電
建物が次の所有者のものになってから太陽光発電の売電収入を得るものを変更するようになり、引渡し後の手続きでタイムラグが生まれる可能性が高いです。売主も買主も手続きが必要となりますので、詳しくは関係機関を確認しましょう。

③清掃
居住中に売却する場合は日頃のお掃除をしっかり行いましょう。特に水回りが重要です。空き家で売却する場合はプロの清掃などを入れてきれいな状態にしておくと印象がいいです。不動産屋に相談しましょう。

④住宅ローン
引き渡しのときに住宅ローンの残債を払い、住宅ローンの抵当権を抹消させる必要があります。売却価格と残債と登記費用や税金関係など計算し、売却価格で完済できるか確認するか、抹消できる自己資金を用意しておきましょう。

⑤確定申告を行う
居住していた不動産の売却には譲渡所得から最高上限がありますが控除を受けることができます。居住していなくて短期譲渡所得となると税率がかなり高いです。控除を受けたり脱税にならないためにも確定申告は必ず行いましょう。

【まとめ】

築浅物件は注意点もありますが、買う側も売る側もメリットが多い可能性があります。購入希望の方は、比較的市場に出たらすぐ売れることも多いジャンルになりますので、事前の準備や家族の意見をまとめておいて決断スピードを上げましょう。売却希望の方は税金についてよく調べて、信頼ある不動産屋に相談するようにしましょう。